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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

洞窟の匿名性

 うっかり、とあるURLを開いたせいで、さっきまで書いていた文章が全部ぶっ飛んだ(´;ω;`)。今更同じ文をもう一度書けといわれても書けるものではないので、要点だけかいつまんで書こうかと思う。

○匿名性の是非について
 匿名性は至極両義的(アンヴィヴァレンツ)なものである。関係者・当事者たちにとって、匿名の意見が肯定・ポジティヴ・擁護的なものであるならば、有用として称賛される。逆に、否定・ネガティヴ・批判に加えて誹謗・中傷的なものであるならば、「匿名性」と言う部分に体の良い帰属処理が施され、批判や、意見自体が「無価値」なものであると見なされる。

 そもそも、匿名性を批判する当事者自身が、匿名性は良いものなのか、悪いものなのか―というよりも、非匿名な意見が「本当に良いものなのか」といったレベルでの分別や定義付けができていないという点が多々あることが、少々鼻に付く。私自身は、匿名・非匿名に限らず、それが有用な意見であるならばしかと受け止める。

 「俺は厳しいが公平だ、人種差別は許さん。黒豚、ユダ豚、イタ豚を、俺は見下さんすべて―――平等に価値がない!」と言うヤツだな。匿名・非匿名を問わず、全ての意見を同様に並べてみれば、価値・無価値はおのずと見えてくるはずだ。偽善極まりない「正義」や「道徳」などというものに支配されていない限りは。加えて、ネット上において、HNを用いて意見を発信する時点で、匿名性を批判する権利を持たないのではないだろうか。

○匿名の定義について
 ネット上で意見を発信する際、HN等を隠して意見を言うことが匿名なのであって、HNやHP・blog上で意見を言うことが非匿名なのか? それとも、身元や肩書き、所属すらを晒した上で発言を行うことが、ネット上においても非匿名であると判断され、意見の中身はどうあれ、責任を持った発言として神聖性や称賛を帯びるのであろうか? 先にも述べた通り、私自身としては、中身を問題視する。つまり、匿名・非匿名のような、単純な二項対立―解りやすい善/悪に分けるような、キリスト教的な思考―などは、非常にどうでも良く思っている。その考えの多くは、澁澤龍彦の影響下にあることは、得てして否定できない。というより、私自身は、道徳を振りかざす偽善や、定義や批評に対する怠慢者による、的を得ない批評・批判に価値を見出せない。


 「日本の刑法第百七十五条では、「その内容が徒らに性欲を興奮または刺戟せしめ、かつ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道徳概念に反する文章」という定義になってており、この定義には、いちじるしく道徳の臭いがするのである。(中略)。もう一度繰り返すが、「道徳の名前でエロティシズムを弾劾」すれば、それは必ず偽善におちいることを免れないのである」(澁澤龍彦,『エロス的人間』(文庫版),15-6頁)。


 匿名に関するものではなく、猥褻に関する澁澤の文章であるが、「エロティシズム」の部分を「匿名性」に代替すれば、私の意見におけめ大筋は理解できるのではないかと思う。まぁ、この駄文をも「所属や素性を明らかにしない、匿名性な文章であるから」無価値な批判である、とするかどうかは、非匿名性であることを無批判に・盲目に賞賛する偽善者たちの腹一つに委ねられている・・・・かもしれない。


51 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2005/12/27(火) 02:13:24 ID:2Gm//jy80

http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_05/image/g20040513qeen.jpg

なんかすげーキタネェ。

(from 【グラビア/盗作】グラドル石塚麻畝が上戸彩・中川翔子ら有名blogを多数盗作 自身のblogにそのまま掲載★4

 ↑さえ、うっかり踏まなければ・・むしろ、「新しいウインドウを開く」でやってれば、もっとしっかりした文になっていたんだよ(^ω^)。悔し涙を堪えて、やっつけ仕事的に書き直しました。本当にありがとうございます。とりあえず、恐る恐るトラックバックとかいうのを使ってみます。どう見てもチキンです。本当にありがとうございます(^ω^)。
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  1. 2005/12/28(水) 01:20:11|
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 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

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