How to LoveからHow to Fuckまで、青年誌に限らずどのような雑誌にも、どのような<マクドナルド的>書籍にもマニュアルは溢れている。勿論、全ての読者がそのマニュアルの影響を字義通りに受け、それを実践するようにマス・コミュニケーションはありえないのだが、メディアの発信対象がマスであるが故にその影響作用は大きく、マニュアルを実践するようなヒトビトが我々の回りに顕在的であることは否定できない点である。また、テキストサイトに話をつなげてみれば、「テキストサイトはこうあるべき!」というマニュアルは存在していなかったようにも思えるが、マニュアルとなりうる<初期の>オピニオンリーダーは存在していた。それは勿論『侍魂』である。また、フォントいじりの氾濫については先に述べた通りの状況だった。