Will Staraw,1991,「Systems off Articulation ,Logics of changes ; communities and scens in Popular Music 」『Cultural Studies 』(Vol5,No3,P368-88)。ストローは、シーンを、積極的な形成・維持を行わなければ廃れていく、連帯関係や仲間意識から生まれる文化空間として定義する。以上。自分が卒論で書いた定義は、もう偏見バリバリでもの過ごすぎて('A`)。だって「総体としての「ロック」というジャンルに絞って考えるのであれば、「バンド・ファン(オーディエンス)・店(ライブハウスやレコード店・中小を含めたレーベル)」の三位一体な共同体である」とか書いているの。もう見てらんないこの若書き!
「へヴィ・メタルのブームが加熱するにつれ、フォーライフレコードや東京ロッカーズの登場によって整備されたインディペンデントのシステム(アーティストによる自主レーベルの設立等)や、ライブハウスコミュニティの土壌を背景に、数多くのバンドがメジャーデビューを飾った。その一方で、1984年には神楽坂エクスプロージョンが同店で活動するメタルバンド達の音源を集めたコンピレーションアルバム『Heavy Metal Force』をリリースし、関西に比べると盛り上がりの少なかった関東のインディーメタルシーンの隆盛をアピールした」――卒論「平成バンドブームを境とした国内ロックシーンの変容史」(第三版,2005),第三章「東京ロッカーズから平成バンドブーム前夜」より。