今日はブックサロン・オメガ(旧オメガスイーツ)のパーティに行ってきた。テーマはカニバリズム(パリ人肉食事件の佐川政一中心)なんだが、現地行ったら佐川さん本人がいてビビった。
佐川さんは遠い同窓にあたるんで、大学話だの、天野哲男やらコリン・ウィルソンとの関連話だの(詳しくは天野哲夫、佐川政一、コリン・ウィルソン『狂気にあらず!?』)を読んでくれ)に華が咲きまくって参った。
夕方辺りまで渋谷で「だまし絵展」を見て、オメガ着いたのが18時半頃。解散が22時だが、90分以上は佐川さんと話していた気がするかな、かな。
話はカニバリズムから宮崎勤、天野哲夫/沼正三、酒鬼薔薇、マスメディア批判等々に及んだワケだが、文学者(大学時代の卒論はシェイクスピアらしいし)、あるいは研究者としての佐川さんと、短くはない話をし続けて、極めて刺激的な影響を受け続けた。
佐川さんの背丈は大きくはないが、いざ実際に専門的な話をすると、滅茶苦茶にデカイ! こればっかりは、マスメディアに踊らされて、色眼鏡をかけられたような偏見から自由になって、食人鬼としての佐川一政ではなく、比較文学者、あるいは批評家や文筆家としての佐川一政に挑もうとしなければ見えないだろう。
今日は沢山の話をしたし(また後日、時間を取ってゆっくり話をする予定)、佐川さんへの批判やら、佐川さんが批判するマスメディアの諸要素に関する話をたくさん聞いた(唐十郎や四方田犬彦、宮崎勤事件の際のマスメディアや酒鬼薔薇事件についてなど)。
いやいや、自分自身も単著・共著・寄稿など、「パリの食人鬼、佐川一政」ではなく、佐川政一としての文章や対談を少なからず読んできたので、色眼鏡抜きに佐川さんと文学からマスメディア批判まで、楽しく語り合えた感じがある。
佐川さんからは、先輩として、中川一政ほか、恥ずかしながら俺が全く知らなかったり、時間がないことを言い訳に読むことを避けてきた著者をたくさん教えてもらいましたよ。
ここまで書いて、まだ気づかないヤツに対して補記しておくが、上前に至るまでの話の中では宮崎事件を除いて、カニバリズムのカの字もでなかった。
とりあえず、話をしていて送る資料とかが出てきたので、佐川さんの連絡先ゲトー。また、俺が関連する勉強会イベントでも、ゲストスピーカー的に来てもらうかもなんで、こうご期待!
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- 2009/08/15(土) 23:50:35|
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