ジュディーはパンクガール。ジョニーは感受性の高いガイ。とりあず、ダラダラした一日だけど、稲垣直樹の『サドから「星の王子さまへ」 フランス小説と日本人』は再読だけれど読み終わった。とりあえず、1冊の本を読み終えただけ、一日をダラっと生きて「明日こそは云々」というよりは、価値のある一日を過ごせたと思う。それが大学4年間の、屈辱と転向を通じて生み出した処世術。
それにしても、ミシェル・フーコーについての記述「パリの国立図書館で暗黒小説、6、70編、暗黒演劇のシナリオ100編以上を私は読みあさった。その当時、前述のフーコーはまだ存命中で、『性の歴史』の第二巻の資料収集の最中であった。・・・・・・かなり特殊な資料を閲覧する必要のあったフーコーも、よくそのコーナーに来て、狭いコーナーでしばしば斜め前辺りの席に座ったものだ。髪の毛をつるつるに剃った頭に金縁眼鏡という容貌魁偉なフーコーは実に目立った。私はその理知的な存在の、文字どおり、まぶしさに、なるべく目をあげないようにしていた。事実関係を誤認した全くの偏見だが、最近話題の恐ろしい病(JUNK注:AIDS)が死因だったとも言われる、その得意な性的志向の噂が当時から流布し、そんな人とうっかり視線が合いでもしたら・・・・・・とも思ったので。」(同前,31頁)が初々しくてワロタ。
なんにせよ、当時は偏見の目で見ていたことをしっかり認めたうえで、それを堂々と告白ないしは自省できることは大事なことだよね。JUNKさんも初めて2丁目に連れて行かれた時、常に菊座をガードしていなければいかんのでは? という被害妄想に取り憑かれていたネ。まだ、若かりしかつプリティでキュアキュアだった頃。
とりあえず、帰宅してまた外出してまた帰宅して以降は、週末に向けてアリスだった。「あと、いったい何枚ほど、『アリスたち』の図版をスキャンしてワードに挿入すれば良いんでしょうか・・・・・・」と思いながら、とりあえず適当なトコロで切り上げる。
でも、帰宅早々は「GO! GO! HEAVEN! 自決少女隊」の続き(2週目)をまた観てしまって、黒雪姫ちゃんが飛び降りする辺りで、思わず「(´;ω;`)ウッ」ときてしまう・・・・・・最近涙もろいんだ。特に、『星の王子さま』を読んでから以降。
あと、最近気づいたのが、飲んだ際に『星の王子さま』の話になると、必ずキツネと、黄色い麦が揺れる光景を見る度に、キミ(王子さま)の姿を思い出すね・・・・・・みたいなお別れの台詞を思い出して、「(´;ω;`)ヴワァッ!」となるクセに気づいた。彼人曰く「感受性が強いのですね」。
あー・・・・・・確かに、「自決少女隊」にしてもそうなんだけど、グっときてしまったものに対して、素直に感動を表せない大人にはなりたかぁない、なんてずっと思ってきた。例えば、星野王子さまを「児童文学だから」とか、はなっから決めつけて、読んでる最中に目頭が熱くなってきているのに、それを「だって俺/私は『オトナ』なんだから」とか、生き辛いだけで何も産みやしない、クダラナイ使命感に駆られて、感受性を押し殺すようなヤツになるなら氏んだ方がマシさとか思うよね。
とりあえず、寝る。今日こそ早く寝ようと思っていたのに、4時とか、何ソレ? 明日はなるだけ早く起きる。
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- 2009/06/23(火) 04:03:53|
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