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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

叛逆の天使

 坂井妙子『おとぎの国のモード』、原稿仕上げのために3回目くらいの再読with斜め読みしたピーター・ブルック『なにもない空間』、昨日までに半分くらい読み進めていたコリン・ウィルソン『超読書体験』(下)が読み終わった。

 帰り道でまだワラワラと鞄内に本があるワケなんだが、次は何を読む? とりあえず来週にはアナトール・フランスの『反逆の天使』とベアトリクス・ポターの「ピーターラビット」を借りてくる。

 前者はウィルソン経由で知ったわけだが、サタンが優しすぎて泣ける。『デビルマン』もやはりサタン=飛鳥了のための漫画だよな。『バイオレンス・ジャック』で人犬になってるけどwww巻数が多すぎて、まだ凄ノ王が出てきた辺りまでしか読めてないYO! 文庫版で18巻近くまであるとか、鬼畜すぎるだろう、豪ちゃん! ハニーが出てくるのはいつの日か。

 んで、常々コリン・ウィルソンには親近感を抱いてきたワケだが、『超読書体験』の前編に渡る、熱い何か(something hot)とも形容すべき性への渇望と執着と、書物に対する偏愛に触れてイヨイヨ、他人事とは思えなくなってきた。

 ルソーの『新エミール』の熱心な男性読者たちは、我が友人ジャン・ジャックを夢想してきたが、俺も「我が友人コリン」を夢想せん勢いでヤバイ。我が友コリンの性的悶々具合に関する告白を読むと、コリンがなぜアンリ・バルデュスの『地獄』(詳しくは2週間前くらいに書いたに「アリス憑きin地獄の国」を読んでくれ)を、繰り返し語りたがるのかが解った気がした。

 次は紀田純一郎(編)『ゴシック幻想』とスティーヴン・マーカス『もうひとつのヴィクトリア時代 性と享楽の英国裏面史』のどちらを読もうかしらね。
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  1. 2009/06/05(金) 22:49:36|
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JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

@junk666
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