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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

夜の時計は12時(オトナよ、今は立ち去れ)

 今日は一応ちゃんと起きれたワケで、なんだか幾何学について話すと、タロットや数秘術的な方向に傾きつつ、図形の表す世界を考える辺り、JUNKさんはユークリッド的なアポロニストではなく、ピタゴラス的なロマンおよびディオニュソシストだなと思う。

 あと、わらわらとまた借りてきたが、グレアムの『たのしい川べ ヒキガエルの冒険』とA.A. ミルンの『クマのプーさん/プー横丁に立った家』辺りもかりてきて、イヨイヨ本格的に19世紀~20世紀イギリス児童文学世界(ザ・ワールド)に入門を云々。

 しかし併せて借りてきたものに業の深さを云々感じると。とりあえず『アリス』は無論のこと、『たのしい川べ』と『プーさん』2作は原著を手元に置いておきたい気に駆られまくっている。

 ヴィクトリア朝時代の児童文学は子供への共感という新しい感性を産み出した。また、楳図かずおも、そのラインにあると思うのだけど、俺がキャロル、グレアム、ミル、楳図センセ、さらにはデ・ジュペリ辺りに大きな関心を示すのは、子供への共感を忘れない、大人の体を持った子供たちに対する共感じゃあないかな、なんて思うようになった。

 子供への共感ではなく、子供大人(コドナ/Meta Adultish Children)に対する共感だと思うな。もちろん、そこには、一部のコドナが抑圧によって抱いた歪んだ性志向を称賛する猟奇趣味があることをあえて否定しない。

 天野哲夫がM的な感性から、さる女性作家(帰宅したら名前確認しとく)の「蟹」という短編の一場面、少女が蟹の手足をもぎ、あわれな犠牲に尿を浴びせかける場面を称賛したように、猟奇趣味的な感性が常に好奇心を産出ということは良くある話だ。

借用渉猟
A.A.ミルン『クマのプーさん/プー横丁にたった家』
ケネス・グレアム『たのしい川べ』
コリン・ウィルソン『超読書体験』(上)
小池滋『ゴシック小説を読む』
紀田順一郎(編)『ゴシック幻想』
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  1. 2009/06/03(水) 22:48:12|
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JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

@junk666
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