原作者の養子であり、ピーター・パンのモデルになった少年ピーターは、少年時代からピーター・パンとからかわれた末に自殺した。プーさんの原作者は、プーさんの止まない名声と成功によって、家族は散り散りになるし、リアルなクリストファー・ロビンは一時期、自らの名前を使った父を憎んでたし、『プー横丁にたった家』では、現実を拒否して永久な子供時代を選んだ。
アリス・リデルは別に自殺もしなかったが、早々結婚するし、妹は早々に死ぬし、財産難でド、ド、ドジスンおじさんから献呈された『地底の国のアリス』をオークションにだした。別にアリスはリデル以外にもいるし、お転婆娘は女王になったんだから、ドードーはもう指ぬきをくれない、アリスには。
ケネス・グレアムの『たのしい川べ』を、もっと現代的に、リアリスティックに、そしてアルトーの『残酷の演劇』風にアレンジすれば、豪ちゃんの『バイオレンス・ジャック』になるしね。
まさにこの世は生き地獄(´;ω;)y-~~
なんだかんだ、快活を目指して人間不信や狂気に落ち込んでいったエドワード朝よりは、あんまりにも抑圧しすぎて、最初ッからキ印入っちゃってる人たちがワラワラいたヴィクトリア朝の方が好きだ。イギリス児童文学は。
いい加減6月に入ったし、いつもアリスしてる場合じゃないから、そろそろ猟奇と電脳と魔術が溢れるセックス&ヴァイオレンスな世界に帰ろうと思うの、私→ラブレーの『ガルガンチュア』物語、まだ読んでなかった。
むしろメアリィ・ポピンズを読もう、ポピンズ。原作からだいぶ脚色されてるが、ディズニー作品では一番好きなんだよ、メアリィ・ポピンズ。幼稚園くらいからビデヲでさんざん見まくってたから。
ああ、やっぱ19世紀のイギリス児童文学者になりたかったのかもしれない(´∀`)。さもなきゃ執事さんか伯爵かキャロルおじさん→そういや、海外文学作品で一番読んでるのってイギリスだなあ。ミルトン、モア、スウィフト、ウォルポール、メアリ・シェリー、ワイルド、アントニオ・バージェス、アラン・シリトーと。ひたイギリス。
ついでフランス>ドイツか。アメリカ産はビートとサイバーパンクしか読んでないんだよね。あまり本読まない人に海外の文学の話をしていて、英・仏・独は代表作ガンガン出てくるのに、アメリカの話になると、まず『風と共に』が思い付き、次に『アンドロ羊』と『裸のランチ』ときて、偏食具合が明らかになった(´・ω・`)。
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- 2009/06/01(月) 16:57:31|
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