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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

楽しい(?)川辺

 原作者の養子であり、ピーター・パンのモデルになった少年ピーターは、少年時代からピーター・パンとからかわれた末に自殺した。プーさんの原作者は、プーさんの止まない名声と成功によって、家族は散り散りになるし、リアルなクリストファー・ロビンは一時期、自らの名前を使った父を憎んでたし、『プー横丁にたった家』では、現実を拒否して永久な子供時代を選んだ。

 アリス・リデルは別に自殺もしなかったが、早々結婚するし、妹は早々に死ぬし、財産難でド、ド、ドジスンおじさんから献呈された『地底の国のアリス』をオークションにだした。別にアリスはリデル以外にもいるし、お転婆娘は女王になったんだから、ドードーはもう指ぬきをくれない、アリスには。

 ケネス・グレアムの『たのしい川べ』を、もっと現代的に、リアリスティックに、そしてアルトーの『残酷の演劇』風にアレンジすれば、豪ちゃんの『バイオレンス・ジャック』になるしね。

 まさにこの世は生き地獄(´;ω;)y-~~ 

 なんだかんだ、快活を目指して人間不信や狂気に落ち込んでいったエドワード朝よりは、あんまりにも抑圧しすぎて、最初ッからキ印入っちゃってる人たちがワラワラいたヴィクトリア朝の方が好きだ。イギリス児童文学は。

 いい加減6月に入ったし、いつもアリスしてる場合じゃないから、そろそろ猟奇と電脳と魔術が溢れるセックス&ヴァイオレンスな世界に帰ろうと思うの、私→ラブレーの『ガルガンチュア』物語、まだ読んでなかった。

 むしろメアリィ・ポピンズを読もう、ポピンズ。原作からだいぶ脚色されてるが、ディズニー作品では一番好きなんだよ、メアリィ・ポピンズ。幼稚園くらいからビデヲでさんざん見まくってたから。

 ああ、やっぱ19世紀のイギリス児童文学者になりたかったのかもしれない(´∀`)。さもなきゃ執事さんか伯爵かキャロルおじさん→そういや、海外文学作品で一番読んでるのってイギリスだなあ。ミルトン、モア、スウィフト、ウォルポール、メアリ・シェリー、ワイルド、アントニオ・バージェス、アラン・シリトーと。ひたイギリス。

 ついでフランス>ドイツか。アメリカ産はビートとサイバーパンクしか読んでないんだよね。あまり本読まない人に海外の文学の話をしていて、英・仏・独は代表作ガンガン出てくるのに、アメリカの話になると、まず『風と共に』が思い付き、次に『アンドロ羊』と『裸のランチ』ときて、偏食具合が明らかになった(´・ω・`)。
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  1. 2009/06/01(月) 16:57:31|
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JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

@junk666
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