まだまだアリスすぎてヤバイ。俺はもうだめかもしれんね(´・ω・)y-~~ しかしテニエル主義者がなんといおうとも、キャロルおじさんが撮影した中国服のアリス・リデルが最強だと思う。
んで、最近教えられた
Gothic Lorita PUNK っつう本のの巻末用語集の一項目を粗訳してみた。なかなか楽しくて読みやすい本だし8割はオールカラーだからみんなも買うように! 以下なRL。発売日が来月になってるけど、普通に届くみたい(俺がモノを見てるし)。あとペーパーバックとか書いてあるけど、アレはパチだよ。前に
J-Rock Groupies なる、「痛いバンギャちゃん100人大行進!」みたいな本買った際も、全然ペーパーバックじゃなかったし。
http://www.amazon.co.jp/Gothic-Lolita-Punk-Hottest-Japanese/dp/0061149950/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1239276487&sr=8-2
以下、訳の一部を、文章見直しも兼ねて、備事録代わり引用しておきますね。
アリスのモチーフ 「トランプ遊び、アリス、白ウサギ、3月ウサギ、時計、さらに飛び散るカードといとたモチーフは『不思議の国のアリス』に由来すると考えがちである。だが、これらはロリータ服ではありふれたモチーフであり、時代が変わっても大きな人気を集めるモチーフでもある。」
あくまでもキャロルの本文ではなく、テニエルが形にしたイラスト世界のモチーフってあたりがミソだよね。19世紀後半のイギリスと21世紀の日本でもそれは変わらない。
ゴシック&ロリータ 「日本のサブカルチャーのひとつであり、一般的には『ゴスロリ』と呼ばれている。とはいえ一部のファン文化(fandom)ではゴスロリという言葉を良く思わないことがある。ゴシックロ・リータはガーリッシュなロリータ・ファッションと同じく、18世紀のロココ・ゴシックや廃墟、神秘性、オカルト、グロテスク、そしてビザールに代表される19世紀のヴィクトリア朝的ロマン主義や、フランスの世紀末(French fin de siecle)、19世紀のデカダンス運動、耽美主義、退廃、そして古典主義を組み合わせたファッションである。」
もう少し具体例が欲しいトコロ。wili的知識で満足してたらイカンのですよ。基本はdoxaな批判精神ですよ。
萌え記号(萌える象徴)としてのゴシック・ロリータ 「萌え記号としてのゴシック・ロリータは黒と白の衣服に付随するフリルやレースが、ただ単純に誤解されたものであったり、ゴシック・ロリータとメイド服との間にある違いを知らない人たちによるコスプレ遊び(コスチューム・プレイ)によって誤読されたものである。この勘違いはマンガ(日本のコミックス)、アニメ、ライトノベル、さらには男性誌においても良く見られるものであり、そういった誤読や勘違いはゴシック・ロリータに心底熱中する人たちによって失笑されている。」
これはかなりオモシロイよね。ゴスロリ=邪気眼な厨二設定にもっていきたがるラノベをdoxaで読むべきだ! Moe signを「萌える」に訳すか「萌えさせる」にするかでスゴい迷った。
ロリータ・ファッション 「日本でうまれたファッション・タイプのひとつ。ロリータ・ファッションは、少女の精神性を失ってしまった女の子によって支えられた、キュートであり、ピュアでもあり、さらには少女性を示すような無邪気な乙女という、古典的かつ想像的(conceptual)なイメージを強調する衣服を参照している。」
最後のくだり、訳し方がちょっと苦しいんだよね。しかしこれも、些か具体例に欠けるというか、wiki的な知識な感じがするんだよね。ここで、いつだかの日記に書いた『アリスの服が着たい』に詳細が書いてある、ヴィクトリア朝の児童文学と子供服の誕生に関する知識が必要になる。ここでグリーナウェイ・スタイルとか書いてあったら、用語集の価値があがるのにね。
ロリータ・ファッションのモチーフ 「モチーフのテーマは様々で、王冠、ティアラ、十字形、リボン、サクランボ、ストロベリィその他のフルーツ・パターンに加え、天使、妖精、王女様、女王、バレリーナ、ウサギ、ネコ、プードル、スウィーツなどが含まれている。さらに『マザーグース』や『不思議の国のアリス』に由来するような、児童向けの本のとても可愛らしいモチーフもテーマとして好まれている。」
女王には「様」をつけない辺り、俺の乙女チック・ジャスティスが炸裂する。しかし、プードルとさらっと書かず、なぜプードルが想像的な乙女像に好まれるモチーフになるのかという点を掘り下げてほしいよね。元々は狩猟犬だしな、アレ。
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2009/05/18(月) 18:23:44 |
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