昨日はノルウェイ人の送別会で、新宿飲み。いやー、お国事情や言語について色々と生の声が聴くことが出来て、北欧史とかノルウェイ語をかじってて良かったなぁとしみじみ思う。しかし、そんな方向に傾いてしまった原因はヘヴィメタルなんだな。ホント、サタニックな音楽のお陰で人生の歯車が狂ってしょうがない。
やはり、ノルウェイでのヘヴィメタルっていうか、Tungmetalの認知度は非常に高く、送別会の主賓の妹がかなり気合の入ったブラックメタラーということが発覚する。あと、オスロには2,3件ほどブラックメタルをコンセプトにしたバーがあるらしいよ。ノルウェイ行きたい! 超行きたい! ぼちぼちノルウェイ語の勉強も再開しないと……と思いながら、今日もひたすらフロイトを読んだりしてた。
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_「/ ̄ く /
lYノノ/_ノl_ヽ))
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<|)'|l、"(フノ|l < えっちなのはいけないと思います!
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しばらく、性とか変態とかフェチとかについて考えること、つまりは「フロイト憑き」を止めようと思ったのに、昨日、臨床心理をやってる中国の留学生とユング&フロイト&タロットの話で大盛り上がりしたせいで、歯止めが効かなくなった件。飲み会とかで、「タロットの大アルカナに例えると、俺(私)のイメージって何に近いかな?」っていう感じやると、絶対にウケると思うよ。留学生と精神分析話してたら、そんな質問をされて、これ使えるんじゃね? とか思ったから、情報をシェアしておきますね。
昨日の飲みは、東西問わず色んなお国の人が入り乱れ、飲みに誘ってくれた人以外は全員お初なワケで、自己紹介と→最近なにやってるかなあ……と思うと、フロイトトに性欲動、倒錯、逸脱、変態、フェチ、人形、タロットと『不思議の国のアリス』とルイス・キャロル、ヴィクトリア朝時代の子供服(特にグリーナウェィ・スタイルとテニスンによる『アリス』の挿画)とロリィタ・ファッション、SM、伊藤春雨、オナニズムとかそこら辺についてばかり考えているの、私。
そんな調子で「変態研究者」として、すっかり真面目な変態論を講釈していたワケで……先週の日曜に、フェティシズムについて少しウニャウニャ喋って以来、なんか人と会う度々、そこら辺りのことをウニャウニャしてる気がする、ここ一週間。
詳しくは性科学や精神分析における「フェティシズム」で述べていくことだが、それらの文脈、とりわけフロイトの議論においては想像上のペニスを巡る議論に重点がおかれており、「フェティッシュ」の商品的価値や市場流通――例えばブルセラショップ――のプロセスを十分に理解することができないのではないかと私は考えている。次に引用するのは女子高生の援助交際をテーマした村上龍の『ラブ&ポップ トパーズⅡ』の一場面である(中略)
「野田知佐がマスカットを口に入れ、2,3回噛んで手のひらに吐き出した。薄緑色の皮が破れ果肉が潰れている。カケガワはそれを素早くピンセットでつまんでプラスチック容器の仕切りの一つに入れた。野田佐和はそれを三度繰り返した。/『名前を教えてよ、いや、本名じゃなくてもいいんだ、適当な名前を、自分で考えてそれを言ってよ』/(中略)野田知佐が渋谷にある女子校の名前を言った。カケガワは名前を書き込んだシールをそれぞれの仕切りの蓋に貼った後、野田知佐に13万円を払った。」 (村上龍,1997,『ラブ&ポップ』)
カケガワは女子高生を買春して性的関係を結ぶこと、つまりは異性の性器に対する固着よりも、女子高生が口に含んだ食物が唾液と食物の弁証法によって崇高さを付与された「フェティッシュ」に価値を見出し、金銭で買うことの出来る商品的な「フェティッシュ」を蒐集することに喜びを見出している。
……とか、せこせこと酒飲みながら、元々はもっとポップでカルトな身体拡張(タトゥー、ラバー、ピアッシング)や北原童夢&秋田昌美的ラインの101人変態さん大行進といった方向で書き進めてきたフェチに関する原稿が、どんどんヨクワカラナイ方向へ突き進み始めていることに気が付いた。
これもどれも、『デス・パフォーマンス倒錯と死のアモク・ジャーナル』を手に入れて、自慰死の事例、窒息愛好家や自己去勢愛好家、四肢切断愛好家、頭蓋貫通愛好家(ついでに頭蓋貫通をテーマにしたマンガ『ホムンクルス』も一気に蒐集してしまった)の存在を知ってしまったためかもしれない……。
緊縛も学ばなければイカンし、もっとフェチな人とも交流を深めたいし、イベントにも行きたいし(誰か取材費くれ)という調子な日々。変態について真面目に語りたい香具師らは、ぜひ酒の場に呼んでくれッ→でもJUNKさんは人間の想像力や倒錯力を観察するウォッチャー、知の瘋癲、もしくはウォッチャーにしか過ぎないので、自身は変態じゃないんだからねッ! 知の師と仰ぐのは天野哲夫とフロイト和尚ですが。
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- 2009/05/02(土) 22:09:09|
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