ダラダラ起床→ドトールでモォオニング。昨日から読んでるラディゲの『肉体の悪魔』を読もうと思ったけど、出る際に目に付いた第二言語としてのイギリス語的な本を読んでた。後にヴァイオリンからカヘバイトにシフトをだしに行くために渋谷の流れ。
シフト出すためだけに渋谷に行くのは非常に心許ないので、渋谷古書センターに出陣。チャーチ・オブ・サタンに関するブランチ・バートンの『悪魔教』と栗津則雄の『音楽の魔』を渉猟。ヤフ○クでもバカスカと本を落札しているので、着弾時にはヒドいことになりそう。後に塾バイトと。
休憩中にガラムしてたら、以前に書いたオムニバス書籍への原稿掲載の件で電話。掲載と献本1冊、12月頃に発刊の旨が伝えられて、「非常にしっかりした文章をお書きになられてますが、どこかで執筆されてるのですか?」っつう社交辞令がくるんで、同人活動とか収監先での<恥的>生産活動について云々。
で、ここからが本題だ。「お送りした掲載通知の中に作家養成講座についての資料を同封したのですが、ご覧にならるましたか?」と。この講座がクセモノ。編集による添削や、プロによる文章作成講座が受講でき、出版社が製本・流通をバックアップして出版までを完全サポート! 印税も譲渡するヨ! 夢の出版のお会計は締めて50数万円也という調子。
入賞の特典として、次の企画書籍の依頼(タダ働き)と養成講座への参加権が付いてるんだけど、無料とはドコにも書いていないんだな。資料の方にも、出版に当たっての金額が書いてあり、申し込みや初期費用的なモノは解りやすく書いてはいない。
そこで嬢ちゃん! 文明の利器、南蛮渡来のグーグルの出番ってワケだ。検索したら出るわ出るわ。落選や佳作だったのに講座に誘われたという話がチラホラと。ああ、ちゃかぽこちゃかぽこ。そもそも、講座自体が「本を出すこと」それ自体が目的になっていて、当人のテーマやタレントはまったく尊重されないというワケだ。依頼先からの商業的なモノなら解るが。
実は表現したいものなど何一つなく、バンドブームと同様にバンドを組む/本を出すことだけが目的化しているヒトビトは、現場のヒトにヨイショされて、ウカレウサギ以上にウカレちゃって、コロっといっちゃうんだろうな。そして電話口からも講座への勧誘が始まるという手筈。
朕の解答「ンッー! でもまあ、色々と時間が足りなかったり、同人誌とか収監先関連の原稿もありますからねえ」。「編集と相談しながら、マイペースで執筆したり添削受けられますよ」と食い下がる。「まあ、考えときます」と答えて「何か質問とかありますか? と返る」。「実のトコ、養成講座自体は金かかるんですか?」とか「どんなテーマについて執筆させて貰えるor案件を頂けるんですか?」とか、執拗に聞けば良かったと思うけど、セールスぶり具合にバカらしくなり、聞く気も失せた。たぎる表現欲求も、お情け程度の製本も、添削・遂行も、長年鍛え上げてきた文章技術や、プリンター、DTP、宣伝やイベントに出向く行動力さえあればDIYで十分満たせると思うのだがね。
夢工場の舞台で舞い踊る幸運な成功者たちは、リテラシー能力のない皆さんの犠牲と搾取、ついでに疎外によって成り立っているのです。そういうものだ。
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- 2008/04/22(火) 21:32:47|
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