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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

帰還

 脳髄強化合宿で諏訪の方まで行ってきた。一先ず、おとといと本日のまとめを以下に。



7月15日

 明け方まで飲んだ後は昼頃にワサワサと起き始め、夜まで哲学的大議論大会。鳥の鳴き声以外は殆どの音が聞こえない環境で果てしない議論とか、牧歌的な状況。熱いね。

 認識論・存在論、超人、「ブレードランナー」、『モモ』、超人、ユニコーン、永遠に関する存在論的云々、エネルゲイア、プシュケー、「魔笛」、魂、ジョン・ケージ、ヴィルトゥ どうのこうの、という話について夜までウダダダダ。

 休憩時間に山梨の避暑地にて、ノーパソでムンク論をカタカタ書いてたら、仕事してるなあ! という感じがした。10人以上な大人数で食べる食事は良いものよのう(・∀・)



7月16日

 諏訪よりの帰還中。昨夜は酒飲みながら、日本の儀礼/祭礼的な祭りや地方の奇妙な御神楽の話――ついでに、宮古島の赤又・白又(「かり又」ともいうとか)の話を聞く。

 にしても、日本の民間信仰は海にまつわるものが多いなと感じた。海上の船で儀式を行ったり、神様が海からやってきたりと。対して、アメリカの場合(例にあげたのはラブクラフトだが)、邪なるものや、人間に害をなす超自然的存在は海からやってくる――天国(空)・人間界(地上)・地獄(地下世界)という世界観の認識は、内陸地だろうが沿岸だろうが、生活を営むすべての人間に共通の認識を提供する。

 日本育ちにはピンとこないかもしれないが、内陸部で生活を営んでいるが故に、生まれてから死ぬまでの間、海を知らない人たちがいる(知識や写真などでは知っているだろうが、実体験ではないという意で)。

 キリスト教圏にしてみれば、海からやってくるのは異教徒か遙か彼方にいる同胞である。従って、海は邪なるモノを運んでくる道であるが故――ラブクラフト自身については魚介類嫌悪という特徴はあれど、根底には海に付与された邪性的な価値を意識している可能性があるかもしれない。

 日本の場合は海神信仰の大衆性からか、海から脅威がやってくると考えることが少なかったのかも。なんてことを、深夜まで延々議論してたんですよ、飲んだ暮れながら、海神や離島における猟奇めいた祭礼や、儀礼における想像妊娠で神の子を宿した(らしい)というような話をゲームの『サイレン』における「神食い」――象徴的な面と、単純な飢餓からきた衝動という面などを考えて――の場面と絡めながら、くっちゃべっていた。忘れないうちにメモしておくお(^ω^)。
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  1. 2007/07/16(月) 17:19:39|
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JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

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