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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

レアル




 「問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしないものは、またそうした危険におちいりやすいのです」――リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー


 今年の三月に、KAZEによる「第三帝国の恐怖と悲惨」を見ていこう、とんとん拍子にドイツ、特にベルリンに関わる事象に巻き込まれていく。うほ! 良い因果律。手始めに、ここ二ヶ月でクラウス・コルドンによる20世紀前半のベルリンを舞台とした転換期三部作(弟一次世界大戦~ソ連軍による占領期)『ベルリン1919』『ベルリン1933』『ベルリン1945』(三冊総計で1500頁以上はある)を一気に読んで、10月にはローリー寺西らが出演する「三文オペラ」の現代再解釈版を見ることになって、ついでに11月にはベルリンに行くことになるという調子。

 1919年の衝突から冷戦期に至るまで、ドイツ(主にベルリン)は過去の反省から何も学んでこなかったという何かとアレな事実を三部作を通して実感してしまうのだが、そのアレな事実を実感するからこそ、現代――我々は過去から何を学ぶべきかを考える必要がある。

 今更、原爆の是非を巡って頓珍漢な妄言を繰り広げている辺り、日本て日和見だよね。むしろ、原爆の是非よりも「実写版ネギま」の方がどうかと思った。思わず立ちくらみを起こしたよ。

 「実写版ときめきメモリアル」「実写版あゆみちゃん物語」「卒業R」「ストリートファイター リアルバトル・オン・フィルム」「実写版SEEK」「実写版デビルマン」……「問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」――リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー。

 まぁ、アレだよ。日本は被害者中心主義的な<甘え>から抜け出せない限り、現在的な盲目を克服することはできないよなという感じ(´・ω・)脱亜入欧から、脱米入亜という感じだよな。実は一つではなかった複数のアジアへの埋没。
 
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  1. 2007/07/04(水) 15:09:01|
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Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

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