
「叫び」の作者として知られるエドヴァルド・ムンクが北欧の国、ノルウェーの出身であるという事実はよほど絵画芸術に関心のある人でなければ知らないことだと思う。あろうことか、「ノルウェーで使われている言語は英語でしょ?」という日本人もいる御時世だ。明治時代にムンクと同じくノルウェー出身の戯曲家であり、「ペールギュント」や「人形の家」といった作品で知られているヘンリック・イプセンの戯曲が丹念に輸入され、しばしば上演されていたような文化の黄金時代とはワケが違う。大イギリス語帝國による、「言語帝国主義」が世界を圧倒している時代だ。
――(中略)
とまぁ、そのような背景もあるからこそ、ムンクがノルウェー出身の画家であるということが日本においては広く知られていないわけでもあるし、「叫び」の背景として描かれたものがノルウェーの自然であり、フィヨルド〔fjord〕――氷河の侵食によって切り開かれた入り江――であるということに関心を持つ人は、よほどの好き者でもない限りはいないだろう。勿論、ぼくだって最初に「叫び」を見た中学生当時はいうまでもなく、成人になったあとに「叫び」を見ても関心のない人たちと同様の感想を持つ程度だった。
本稿においては、孤独とムンクというテーマについて長々と書いているわけだが、ここで歴史のお勉強をしてみなか? 楽しいぞッ! というよりは、ムンク的想像力について語る際、ノルウェー史や周辺諸国(特にデンマーク・スウェーデン・ドイツ)との関係についての知識がある場合と、そうでない場合ではムンク的想像力に関する理解は大きく異なるものになると思えるからだ。
――「<孤独>またはムンク的創造力について」(執筆中)より一部抜粋
みたいなことを徒然と、収監先の空き時間で書いていたら夕方になった。ムンクやノルウェー史に関する資料の殆どはイエだから「○○の何頁を参照して埋める」みたいな穴ぼこだらけ(´・ω・)。それにしても、最近ムンク熱が酷すぎてやばいよ。
携帯メールでムンクについて云々してて(飲み帰りの足で)「ムンクは何やかんやで、様々な女性に恋こがれる一方で、女性全般に対して恐れを抱いていますからな。彼の描く女性の多くは陰鬱さを抱えている感じがしまする。81歳まで長生きするとは思いませんでした、と言った誕生日の数ヵ月後に肺炎が悪化して逝ったとしう挿話が切ないです」とか書いている位にやばい。
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( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
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( ´・ω・)彡 助けてえーりん!
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(;`Д)彡彡 えーりん!えーりん!
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ヽ_つJ
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- 2007/06/07(木) 17:19:38|
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