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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

LICHTSPIEL

ようやっと、忙殺週間が一段落しました。帰りにドイツのホット・ヴァイン――Glüh Weinを買ってきた。こんな時間に井江にいるのは凄い珍しい最近。mixiの方はきっちりと(携帯)から更新しておりましたが、こっちの方はPCからなんで最近は思いっきりへ放置しておりました。帰宅が遅くてPCつけない日も多くてね、最近。

  昨日の話しだけど、「ナイト・ミュージアム」の試写会行ってきた。CM垂れ流しで気にはなっていたけど、子供向け的なファミリー映画と舐めてかかってたら、むしろ大人向けバカ映画でとても楽しゅうございました。鑑賞前の非礼をわびとうございます。とりあえず、南北戦争や西部開拓、ついでに「フン族」関連の歴史的知識を入れておくと凄い楽しめる。というか、台詞の一つ一つに「ニヤッ」とさせられて、教養を積んでおいて良かったなと思った。一言でいうなら、大人の『ジュマンジ』。

 基本的なプロットは男の成長であり、男の子の成長をエン学という部分でも「ジュマンジ」と被る部分は多いな。南北戦争や、ネイティヴ・アメリカンの女(ポカポンタスと並んで有名らしい)、コロンブス辺りの出番が少ないのは、きっと日本的にローカライズされているんだろうなぁと思う。猿対人間の霊長類による新日本的ビンタ合戦とか熱すぎてやばいよ。導入部はややダレだけど、中盤から後半にかけてたたみかけるように展開していく流れはマジでオススメ。見て損は無いと思われる。

 んで、今年見たモンは今のトコ

○「スキャナー・ダークリー」
http://wwws.warnerbros.co.jp/ascannerdarkly/

 かなり微妙なラインナップがそろった元旦映画で、唯一の救世主となった神作。登場人物が薬中だらけで、ひたすらダウナーな会話が繰りろげられる辺りが熱い。主人公は誰から見ても、毎回違う人に見えるという特殊なスーツを着ているわけだが、それが毎回イメージを変えることの多い現代人を象徴しているよなという感じにも思える。好き嫌いがかなり解れると思うけど、サブカル人間には絶対にぐっとくると思う。

○「ピンチクリフ・グランプリ」
http://www.pinchcliffe.com/

 かれこれ30年近く前のノルウェー産クレイアニメだが、恐ろしい完成度で古さを感じさせない。なんていうかね、良いよ。マジで良いよ。ラストシーンで再び日常へ戻っていくという辺りは、欧州的な感じがあって凄い良い。とりあえず、必見。できれば日本語吹き替えではなくノルウェー語によるものを推奨。背景とか岩山の描き方とか、ヴァイオリンに見せかけた民族楽器が登場する辺りに、ノルウェーの文化的アイデンティティが込められているなとか読み解いてみる。3月から大阪、春から神戸/京都~、近々に東北と全国後脚やるみたいだから、とりあえず見くべき。

○「ジャッカス・ナンバー2」
http://paramount_mtv.weblogs.jp/
 
 更なるバカ・スタントの境地へ…とりあえず、冒頭の警告文がパワーアップしていたのに笑った。今回は、小人(ウィーマン)だけではなく、車椅子のタフガイまでもおバカ・スタントに挑む! 毎度お馴染みのジョニーお爺ちゃんは、今回は「超悪おじいちゃん」になってて熱い。冒頭は相変わらず大げさなくせに、一発目のネタが始まると急に雰囲気がしょぼくなる辺りも相変わらず。

――あとは今後の期待作の一部

○「リンガー 替え玉選手権」
http://www.foxsearchlight.com/theringer/

 主演がジャッカスのジョニーで、監督が「メリーに首っ丈」のファレーリ兄弟というだけで、既に神映画の予感。予告編でみた限り、ジャッカスとメリーを2で割ったようなシーンが満載でニンマリです。日本語版サイトはまだできてないんだって。ジャッカスともども日米の温度差を感じます(´・ω)現地公開は2005年だから、ジャッカス2よりも前なんだよなぁ。

○「パフューム ある人殺しの物語」
http://perfume.gyao.jp/

 詳しくしらないけど、話を聞く限りでは「セブン」っぽいのと、ぶち切れ具合が熱いらしい。おぢさん的には、「ブルー・ベルベット」とか想像しちゃうな。メタラーが好きそうな映画とは知人の談。

○「クロッシング・オブ・ザ・ブリッジ~サウンド・オブ・イスタンブール」
http://www.alcine-terran.com/crossingthebridge/

 予告編をみてかなり魂を突き動かされた。トルコを舞台にした雑多なハイブリッド・ミュージックの群像劇。ロックとラップとクラシックとフォークミュージックが混ざり合ってやばい。東と西の洋の境界であるトルコらしい不可解なオリエンタリズムに満ちた映画だと思った。音楽はハッキリいって神すぎで、公開前にも関わらずサントラが発売しているらしいから要ちぇき。とりあえず、つべこべ言わずに予告編を見てみてくれ。心を突き動かされた人間はボクと良いお友達になれそうだ。
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  1. 2007/03/06(火) 18:37:24|
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  1. 2007/03/09(金) 20:55:49 |
  2. なるほどキーワード

プロフィール

JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


◇twitter
割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

@junk666
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