今日もセンセと飲んだくれ。あとね、随分昔、まだ万能感に支配されてた頃の話なんだけどね。ミニコミ誌とかメルマガとか、色々やりたいとか意気込んでたのね。
現在では、日頃の活動や大学時代のゼミ活動における冊子つくりなどを通じて。また一方で、最近執拗なまでに書き綴ってきた論稿を紙媒体にしたいな欲求が高まる。昔、即ち意気込んでいた当時はそれを一人でやろうとした傲慢。
今は幸い、執筆に巻き込めそうな人間が二人程いる感じ。内容としては、「広義の文化を扱いながら、ぷち反商業的、ぷち反時代性の批評や論稿を志向し、一部人民の脳髄啓発や文化のテイスティングに関する水先案内足りうるもの」という感じ。つまりなんでもあり。
今回は準備号として、A5サイズの横組。一太郎マタはWordによる編集。印刷後、収監先にある両面コピー機を利用してコピー本的に製本予定中。
内容は、一部高感度なヒトビトの啓発や、文章中心の総合文化・文芸誌という感じ。誌名は未定――SchwarzGeist(黒き精神)とかReich von Kulture(文化の帝国)とかが仮案――だから、良い案あったら提案求む。
またHeavyな内容に対するポップな表紙(題材はポップな文化)を誰か書いて下さい(´;ω;`)。原稿の書き手も募集。文章や表現が拙い部分には主宰の添削入るけど。
一先ず、準備号原稿・表紙の書き手求む。完全にボランティアですが、自分達の作品や思考が携帯可能な紙媒体になることの素晴らしさが報酬だ! (;´Д`)。準備号には過去に書いたセクシュアリティに関する論考を体系化オヨビ増補・推敲して収録予定。書式に関しては確定し次第告知予定。
――準備号に寄せたテーゼ的な宣言
文化、その混沌たるエスは、様々な論者によって、様々な時代において。また、様々な形で論じられてきた。ジーグムント・フロイトは文化を<鎧>として。即ち、身体の拡張もしくは転換の可能性を我々に寵愛しうる義体〔Protehesen〕として定義づけた。
我々は自らを覆い、時にはアイデンティティを<装う>ものとして機能し、また時には自らを定義し、他者との差別化を促し、そして我々自身をも苦悩させる可能性を持っている様々な現象――すなわち、我々のハードコアを貫くことのない強さを持った外的刺激に晒され続ける中で、我々が無意識に、時には意識的に身につけてきた<鎧>を批評する者たちである。
無意識に、または意識的に<鎧>を身にまとい・まとわされる者たちよ。自らを取り巻き、そして自らを抑圧し、時には誘惑せしめんとする、その<鎧>が何なのかという点を意識し、定義付けを行いたいという欲求を持ちたくはないだろうか?
我々は手助けを行うだろう。そういった欲求を持つ者たちに対して。しかしながら、そういった欲求を持たない者たち。様々な事物に問題関心を持たない者たちにとっては、我々の生産する数々の思想・評論・思考体系が有益に機能することはない。
我々の論考は、一つの答えを出すかもしれない。しかし、その答えが読者諸氏、すなわち問題関心を持つ者たちにとって最良の物であるという確証はない。我々は、生産せしめた思想・批評・思考体系の数々が読者諸氏にとって、最良にして唯一の性を持つ解答として読み解かれることを期待してはいない。また、それを目的としているわけでもない。
本書に収められている様々な論考を裁き、使い、批評し、記憶せしめるのは、オーディエンスたる諸君である。我々は望んでいる。決して万人に向けたものではないが、我々の打ち出した思想・評論・思考体系が、オーディエンスたちを微力ながらに啓蒙し、啓蒙されたものたちがそれぞれの問題関心に対して、更なる取り組みや批評を行い、また、同じ問題関心を持つ他のものたちに対する啓蒙を行えることを。
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- 2006/10/27(金) 00:44:30|
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