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続・JUNK屋日誌

blogへのテラ・フォーミング(2005/12/17)。遂に時代の流れには逆らえづ、本サイトの日記のみをblogへ移行。

表層

 どうも近頃近頃、見るもの全てが「表層」――卑下の意を含まない客観的な意――に見え始めてきた。町に氾濫する「ニセ外人(ドナルド・リチーの『イメージ・ファクトリー』参照)ども」も、モノ語りの連中も。ギャル文字も、ルビ使い(例えば破片をカケラに読ませる)も、漢字の持つ表意性も。また、外人(但し白人種に限る)といえば目の色を変えて飛び付く<クソ島国のアジア人>も。「カワイイ!」以外の言葉を知らない連中も。肩書きや学歴、資格でしか自らを語ったり確認できない連中も。全部が全部、表層の白痴なる消費者にみえてならない。記号と戯れ続けることに対して、何の疑問を持たない幸せな<ヤツラ>とか言いかえても良いかもしれない。

 そのうえ、公爵殿も、「遥か東方のサディスト」と称された彼人も。更に、聖マゾッホ氏も性的差別者の鑑ともいうべき、クラフト・ヱヴィング閣下の著作はまだしも、その名も、その思想をも知らず、表層としてのサディズム――カニバルにも劣る攻撃性―― やマゾヒズム――こと、男性に対する従順や束縛こそが女性の本能であることに何の違和や懐疑を抱かずない乳穴の価値しか持たない、否、持とうとしない白痴者。もうひとつ付け加えるならば、妙齢に達するればその価値を著しく落とす<人的資本>――そして、先に述べたような思い上がりや誤読を短絡的な自分語りの要素に用い、それを公私混同的に用いる連中。彼・彼女らは表層、括弧つきの「イメージ」の消費者と定義すれば楽だよ。色々。精神的にも。だから日本は(以下略)。括弧をつける理由は前掲の『イメージ・ファクトリー』を参照。

 読みたいと思って図書館に無いとかいうヤツは自腹で買え。読みやすくタメになるから。我が家には、翻訳版貸してるから原著しかない(´・ω・)y-~

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  1. 2006/10/05(木) 20:57:47|
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JUNK

Author:JUNK
 いわゆるトコ、侍魂以降のテキスト系サイトとして惰性してから早4年(2005年当時)。日記部のみblogに移行しました。それまでの素性とか、堆積物は「サイト」の方を参照で。現在の方は「mixi」とか。

 飲んだ暮れ。夢想家。澁澤シンパとみせかけて種村派。専攻は一応、文化社会学とか言いたいんだけど、実際の専門的らしい専門はない(と思う)。

『家畜人ヤプー』、沼正三、女性のサディズムと父権制におけるマゾヒズム、少女のエロティシズム、アリスイメージの消費、ロリヰタファッション、ヘヴィメタル、サタニズム、オカルト、タロット、少女小説、テクスト論、表層的SM批判、ジェンダー論、クィアスタディーズ、なんかよくわかんないけど色々。

 文化批評系よろず同人誌「Kultur Trieb」主宰。執筆者、購読者募集中。HPとかはまだ作ってないので、詳しくはmixi内のコミュを参照。

「Kluture Trieb」(mixiコミュ)


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割と、お仕事関連とか、読んだ本とか、クダラナイ話とかもつぶやき中。

@junk666
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